飲み終わった牛乳パック、そのまま捨てればゴミになります。ゴミになれば、焼却するためにエネルギーが必要です。使われるエネルギーは石油や天然ガスなどの限りある資源ですから、大切にしなければなりませんし、焼却にはCO2が発生してしまいます。
そして、もともと木を原料につくられている牛乳パックからトイレットペーパーをつくれば、はじめから木を切ってトイレットペーパーにするよりも使うエネルギーが少なくてすみます。しかも、牛乳パックは繊維の品質の高い素材が使われていてリサイクルしやすいのです。
日本で使われる牛乳パックは年間で約45億箱、これらをゴミにするかトイレットペーパーにするかは、私たち次第です。
牛乳パックをゴミとして焼却処理するとCO2が発生します。CO2の排出量を抑えるには、牛乳パックをリサイクルすることが有効です。もちろん、木からトイレットペーパーをつくるよりも、牛乳パックをリサイクルした方が、CO2の排出量を抑えることができます。その事実を数字から学んでください。
- 牛乳パックを
1個
リサイクル - 牛乳パックを
6個
リサイクル - 牛乳パックを
12個
リサイクル - 牛乳パックを
18個
リサイクル - 牛乳パックを
30個
リサイクル - 牛乳パックを
60個
リサイクル - 牛乳パックを
120個
リサイクル - 牛乳パックを
300個
リサイクル - 牛乳パックを
600個
リサイクル
環境保全やCO2の削減を目指し、丸富製紙では牛乳パックをリサイクルしたトイレットペーパーをつくっています。
そして、その取り組みをもっと広げるために、牛乳パックの回収に力を入れています。
丸富製紙のリサイクル実操業データとしては、1日約500t以上の古紙原料を使用し、約18%の再生紙部門での生産シェアを誇っています。 また、より多くのみなさまに環境について関心を持っていただき、私たちのクリーンな未来のためにリサイクルの重要性を知ってもらうのも取り組みの一つです。
- 1日に作っているトイレットペーパーのロール数
- 約300万ロール以上
- 1日で使う古紙原料の量
- 大型(10t)トラック50台分以上
- 全国の家庭紙業界での当社のシェア
- 約14%
- 再生紙部門でのシェア
- 約18%
牛乳パックの回収には、まず消費者であるみなさんがリサイクルをしなければと思う気持ちがスタートです。ご家庭でまとめた牛乳パックを店舗や町内会、学校、自治体などへ出すことで、回収業者等を通じ丸富製紙に届きます。
牛乳パックはそのままでは回収できません、
家でやる準備があります。
さあ、リサイクルの準備をはじめよう!
丸富製紙が他の製紙メーカーに先がけて進めてきたのが、牛乳パックのリサイクル。おいしく飲み終えた牛乳パックにひと手間を加え、地域で集めるというみなさまの環境への思いを私たちが受け継ぎ、トイレットペーパーというカタチにして社会に戻しています。明るいミライがクルように循環する、それが丸富のリサイクルです。
牛乳パックすべてがトイレットペーパーの原料になるわけではありません。生産工程ででる不要なモノも丸富製紙ではしっかりリサイクルしています。このようにゴミを一切出さない取り組みを「ゼロエミッション」といいます。
丸富製紙では、牛乳パックのリサイクルや環境にやさしい取り組みをしている全国の団体、個人のみなさんとネットワークを結んでいます。
牛乳パックの再利用を考える全国組織のネットワーク。牛乳パックのリサイクルに関する質問を受付けています。
環境にやさしい製品やサービスの優先的購入を進める消費者・企業・行政の全国ネットワーク。
牛乳パックのリサイクルでわからないことがあったら、何でもお気軽にご質問ください。すっきりするようお答えします。
- 牛乳パック何枚で
トイレットペーパーができるの? -
牛乳パック(1リットルサイズ)6枚でトイレットペーパー1ロール(JIS規格)ができます。答えは
クリックしてね! - 牛乳パックの回収率は
どのくらいなの? -
現在、日本の紙パック回収率(産業損紙・古紙を含む)は41.4%(全国牛乳容器環境協議会2019年度報告書より)で、使用済み紙パックのリサイクル率は3分の1程度と言われています。答えは
クリックしてね! - トイレットペーパーの
1人当りの
消費量って
年間で何ロール
くらいなの? -
日本では1人当りのトイレットペーパーの使用重量は8.66kg(参照:家庭紙工業会2019年資料)です。これをロールに換算すると、約80ロール(年間)の使用になります。答えは
※当社50mシングルのトイレットペーパーで計算
クリックしてね!
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なんでも遠慮無くご質問ください!
※ご質問内容によってはお答えできない場合もございますがご容赦ください。